MMFとは、マネーマネージメントファンドの事で、中期国債ファンド(ちゅうきこくさいファンド)やMRF(マネーリザーブファンド)と並ぶ公社債投信です。

公社債を対象に投資運用している投資信託で、中期国債ファンドと同様に若干長めの社債やCPで運用されています。

決済方法も中期国債ファンドと同様、日々決済型の投資信託でもあります。

MMFは社債やCPを運用していることから、非常に安定した運用をされており、元本割れのリスクがすくない投資信託です。
しかし、元本割れリスクはゼロではなく、2001年に元本割れを起こしたことがあります。

 

MMFの購入

MMFは多くの証券会社などで、1口1円で購入が可能です。
昔は、最低購入口数が1000口以上と言う金融機関も多くありましたが、MRFが販売され始めたころから、1口以上1口単位で購入が可能になりました。

 

MMFの解約

MMFは購入後、30日間は解約できません。
購入後30日以内に解約する場合、信託留保金と言う手数料を支払う必要があります。

 

分配金と再投資

運用で発生した収益は、日々決済され、月末に分配されます。
月末に分配される収益分配金は、基本的に再投資され、元本と含めて運用される仕組みになっています。
MRFと比較して、若干長期の債券を運用していることから、MRFより利回りが高いのも特徴です。
(MRFと比較するとハイリスク・ハイリターンになります)

分配金については、2016年1月1日より施行された、「金融課税の一体化」により、株式等の売買損益と通算する事が可能になりました。

 

MMFの償還

MMFが発売されたころは、償還日の設定はありませんでしたが、2016年に導入されたマイナス金利の影響で、繰り上げ償還を行うファンド会社が続出し、現在はMMFを取り扱う証券会社は存在しません。