ISA(Individual Savings Account)とはイギリスで実施されている、英国居住者を対象とした小口投資口座のことです。

日本のNISAの参考にされた制度で、投資利回りの譲渡所得が非課税となる税制優遇制度です。

対象は株式のみならず、現金や債券も非課税対象として運用することが可能です。

 

NISAとISAの比較

NISAと同じ税制優遇ですが、内容は色々な部分で異なっています。

NISAとISAではどのように異なるか、比較してみましょう。

比較項目 ISA NISA
制度開始年 1999年 2014年
非課税期間 恒久 5年(ロールオーバーあり)
ジュニアNISA あり あり
積立NISA なし あり
対象商品 株式、投資信託、預金 株式、株式型投資信託
口座開設者 18歳以上の居住者 20歳以上の居住者
非課税限度額
(年間)
15,240ポンド
(約213万円)
120万円

※2019年1月現在の制度で比較しています。

 

比較してみると、イギリスのISAの方が有利な事がわかります。

とは言っても、ISAのためにイギリスに住むと言うまではいかない差ですね。

NISAの恒久化も検討されているようですし、非課税限度額や対象商品も変更される可能性があります。

今後の制度変更に期待しましょう。

 

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