ユーロカレンシー
ユーロカレンシーとは自国外市場などのユーロ市場で、各国の銀行間取引の対象となる通貨を言います。
ユーロ市場とは、ヨーロッパ市場と言う意味ではなく、通貨発行国以外の市場(オフショア市場)の意味です。
2018年1月現在で取引されている主な通貨は、
・ユーロユーロ(欧州通貨であるユーロ)
・ユーロダラー(アメリカの通貨である米ドル)
・ユーロ円(日本の通貨である日本円)
の3通貨です。
ユーロカレンシーの始まりは、国際通貨の代表格である米ドルの取引を円滑に行うためでした。
米ドルはアメリカ国内のみならず、各国間の取引で幅広く使われる通貨です。
取引相手の国がアメリカの場合は、アメリカと米ドルで決済しますが、アメリカを介さない取引(例えばイギリスとドイツ間の取引)は、アメリカ以外の市場で取引されます。
アメリカ以外の市場(通貨を発行している国が管理していない市場)をユーロ市場といい、ユーロ市場で取引される通貨をユーロカレンシーと呼び、通貨発行国での取引と区別して呼ばれています。
ユーロ市場と言う名前の由来は、基軸通貨であるアメリカドルの取引市場がアメリカ以外にヨーロッパにも存在していたことから、ユーロ市場と言う名前になりました。
その後、金融市場のグローバル化が進み、円やドイツ・マルクなども取引されるようになり、ユーロ円、ユーロユーロなど様々な国の通貨が取引されるようになりました。
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