SQとはSpecial Quotationの略で、日本語では「特別清算指数」と呼ばれています。
日経225先物やTOPIX先物などの株価指数先物取引や株価指数のオプション取引で定められた決済期日が到来すると、SQ(特別清算指数)で決済されます。

その決済期日をSQ日と呼んでおり、先物・オプションによって以下の日が最終決済日になります。
オプション:毎月第2金曜日
先物:3月、6月、9月、12月の第2金曜日

オプションのみのSQ日を「オプションSQ」先物とオプションのSQ日が重なる日を「メジャーSQ」と呼んでいます。

SQ日の重要性

オプションや先物はSQ(特別清算指数)で決済されます。
SQの求め方は、SQ日の「日経採用225銘柄」の寄付き価格で決定されます。
清算値が高ければ利益を得られる人もいれば、清算値が低ければ利益を得られる人もいます。
「日経採用225銘柄」の平均株価で清算値が決定するという事は、対象銘柄を買い付ければ平均株価は上がるし、売り付ければ平均株価が下がることになります。

そんな平均株価を動かすなんてできるの?

と思われるかもしれませんが、日経採用225銘柄のなかには流動性の低い銘柄も存在しています。
その銘柄に大量の売買注文を出せば、平均株価を動かすことも可能なのです。

SQ日は清算値が上がってほしい人と下がってほしい人の思惑が交錯し、時には大きな値動きが発生することがあるのです。

余談ですが、システムの改修などを行った際のシステムリリースは、SQ日を避けるという暗黙のルールが存在しています。