縁故債(えんこさい)とは、債券の発行者と特定の関係にある投資家だけが購入できる債券のことをいいます。
特定の関係とは、親族や発行者の役員などの身近な関係が多く、不特定多数ではなく購入者を限定して発行する債券になります。
縁故債は、「私募債」や「非公募債」と同義で、広く購入者を募る公募債とは異なり、特定の投資家を対象とすることから機動的な発行が可能で、また規制も公募債と比べて緩やかなものになっています。