約定日(やくじょうび)とは、取引が成立した日を表します。

注文日で書きましたが、金融商品の取引は、基本的に売り手と買い手が存在し、双方の条件が折り合わなければ取引は成立しません。
金融商品の取引を行う際、売買の条件を提示する事を注文と呼び、その注文に相対する注文があれば取引が成立します。

例えば、「A社の株を1株100円で1000株買い」と言う注文を出した場合、同じく「A社の株を1株100円で1000株売り」と言う注文があれば取引が成立します。
売買が成立するには、数量は必ずしも一致する必要はありません。
1000株の買い注文に対して、500株の売り注文が2件存在すれば取引は成立します。

売りと買いの注文が紐付き、取引が成立することを「約定(やくじょう)」と呼び、約定が成立した日が約定日となります。
株の取引では、「出来(でき)」と呼ばれることもあります。

注文から約定までは、早ければ即時行われますが、相対する注文がなければ不成立になったり、約定するまで時間がかかることもあります。

 

2022年12月23日 追記

約定日と受渡日の説明を動画にしました。