株式のひとつの発行形態になります。
株式には発行条件があるのですが、その中で配当や残余財産の分配を優先的に受ける権利をもつ株式を優先株式と呼ばれています。
また、優先株式は、企業が解散した際にも残った財産を優先的に配分されるなど、投資家にとって通常の株式よりも金銭的な権利を優先的に受けることができる株式になります。

優先株式は配当や残余財産を優先的に受けられる代わりに、株主議決権を持たないという発行条件が一般的です。

議決権がなくても配当金が多くもらえる方がうれしいと言う人が多いため、通常株式よりも若干高い値段で取引される傾向にあります。

現在発行されている優先株式は、「(株)伊藤園 第1種優先株式」(銘柄コード:25935)のみとなっています。

2017年12月現在

優先株式の銘柄コードは、5桁で表され、「普通株式の銘柄コード+’5’」の番号体系で表されています。
システム開発を行っている方であれば、株式の銘柄コードは「普通株式の銘柄コード+’0’」と言う番号体系を使っていると思いますが、優先出資証券は下1桁を5にすることで、通常株式との差別化を行っています。