償還金(しょうかんきん)とは、投資信託債券などで使われる用語で、定められた期日(償還された日)に投資家に対して返却(返還)されるお金のことをいいます。

投資信託の償還金

ファンドの運用成果により、償還日に計算される償還価格で保有口数に応じて支払われます。
償還時の基準価格が購入時の基準価格を上回って償還差益が出ることもあれば、下回って償還差損が出ることもあります。

償還差益が発生した場合、利益の金額に対して課税されます。
2013年まで株式型投資信託は、証券優遇税制のため「所得税7%+住民税3%」でしたが、2014年以降は株式型、公社型問わず「所得税15%+住民税5%」の税率で課税されます。

債券の償還金

新発の利付債の場合、購入価格=額面のため、償還時に額面償還により償還差損益が出ることはありません。
割引債や既発債などの場合、購入価格=額面でないため、償還時に額面償還により償還差損益が出ることになります。

割引債の課税は、購入時に償還差益を計算し、徴収されているため、償還時の納税は不要です。