マネーロンダリング(資金洗浄)
マネーロンダリング(資金洗浄)とは、犯罪など不当な手段で得た資金を、正当な方法で得た資金に見せかける事で、一般市場で使用できるようにする手段です。
犯罪(違法薬物の販売、誘拐、恐喝、詐欺など)で得た現金(汚れたお金)を、お金の入手先を消す事で、きれいなお金に見せかける行為が、お金の汚れを洗い流しているように見えることから「資金洗浄」と言う名前になりました。
証券会社を利用したマネーロンダリング
昔は、証券会社がマネーロンダリングに利用されていたと言われています。
有名な方法としては無記名の割引国債を利用したマネーロンダリングです。
※現在、国債は全て電子化されているため無記名の国債を手に入れることはできません。
どのような方法を使うかと言うと
・犯罪などで得たお金で、割引国債を購入する。
・現物を保管する場合、無記名で発行されるので、購入した割引国債を持ち帰る。
(現在、国債は電子化されているため、全て保護預かりとなり、氏名・住所等を届けるなければなりません)
・第三者に割引国債を渡し、証券会社に持ち込んで売却する。
・売却したお金を犯罪者に返す。
昔だから出来た方法で、昔の証券会社は金融機関の中で一番口が堅いと言われていたため、マネーロンダリングが発覚することは非常に稀だったと言われています。
しかし、マネーロンダリングが発覚した場合、割引国債を購入した人物と売却した人物の関係が明らかになるので、資金が没収されることが多かったようです。
ちなみに、現物がある割引国債は全て償還していますが、家のタンス等から割引国債が見つかった場合、証券会社に持ち込めば償還金を受け取ることができます。
しかし、その際にはその債権の出所を非常に細かく聞かれるとのことです。
飲食店を利用したマネーロンダリング
飲食店を利用したマネーロンダリングも行われることがあるようです。
大規模な組織が必要になりますが、以下のような方法が使われます。
・犯罪などで得たお金で高級クラブなどで飲食する。
・高級クラブと犯罪者はグルで、法外な飲食代金を請求する。
(実際は飲食をしていなくても、数十人で飲みに来たことにして店の売り上げにする)
・店の売り上げを犯罪者に返す
店の経費などが必要になるので、資金効率は悪くなりますが、仮に犯罪者が捕まった場合でも、犯罪で得たお金は飲み食いで使ったと言えば、没収されることはありません。(店としては、真っ当な営業で得た売り上げなので)
薬物などの密売で、定期的に収入がある組織が利用する手口だそうです。
カジノを利用したマネーロンダリング
カジノを利用したマネーロンダリングもあったようです。
マネーロンダリングにカジノを利用するケースは、客同士で完結する方法と、カジノがグルになる方法があります。
客同士のマネーロンダリングは
・ポーカー等の1対1で勝負するゲームを利用します。
・犯罪者は、共犯者とポーカー等で勝負します。
(ゲーム中は他人のふりをしています)
・ゲームの流れ上、怪しまれないよう、犯罪者がわざと負けます。
・カジノを出ると、お金を山分けします。
カジノがぐるになったマネーロンダリングは
・犯罪者はとにかく高レートのゲームを行って負けます。
・負けたお金はカジノ側に入ります。
・カジノの売り上げを犯罪者に返します。
カジノを利用したマネーロンダリングも、客同士の場合は交友関係がバレると資金を没収されることになります。
カジノがグルになると没収される可能性は低くなりますが、経費がかさむため利益率が悪くなります。
色々と紹介してきましたが、
マネーロンダリングは犯罪です。絶対に実践してはいけません。
ただのコピペやんけ笑笑
説明できへんねんやったら書くな
コメントありがとうございます。
証券用語などは、意味は一つなので似たような説明になってしまいますね。
他のサイトよりわかりやすい説明を心がけていきますので、これからもよろしくお願いします。