ベーシックインカム
ベーシックインカムと言う言葉をご存知でしょうか。
ベーシックインカム(Basic Income)とは、国民全員が最低限度の生活ができるお金を、国民全員に分配する。と言う制度です。
こんな事を書くと、
・国民全員にお金を配るってこと?
・最低限度の生活という事は、働かなくても生きていけるお金がもらえるったこと?
・そんな都合のいい話しなんかないよね?
と聞き返されますが、その通りなんです。
働かなくても暮らしていけるお金が永遠にもらえる制度です。
(あくまで最低限度の生活ですが。)
仮に日本でベーシックインカム(今後は省略してBIと呼びます)が導入されると、日本人は働かなくても生きていく事が出来ます。
収入や年齢性別などは関係ありません。
条件は、日本の国籍を持っている人。
だけになります。
そんな制度を作ったら誰も働かなくなって、日本と言う国が滅びるんじゃないの?
と思う人も多いと思います。
(恐らく多くの人がそう感じると思いますし、私もそう思っていました)
しかし、BIはこれからの世の中や生活のあり方をかえていく制度として、様々な国で実験を行っています。
それでは、BIをもう少し詳しく説明し、BIが導入された未来を予想していきましょう。
ベーシックインカムの概略
BIには明確な定義はありません。
全国民に生活に必要なお金を分配する制度と言うのがBIなので、日本で導入する場合はどのような制度になるかを考えたいと思います。
※注
今から書く制度は、私が勝手に考えている制度なので、実際にBIが導入された際の内容と大きく異なる可能性があります。
また、そもそもBIは導入されない可能性もあるのでご注意ください。
全ての日本国籍を持つ人に、毎月一定金額を分配する。
まずは、全国民に生活に必要なお金を配ることから始まります。
生活に必要なお金は、都市によって変わってくるので、どこの都市を基準にするかを決める必要があります。
東京・大阪・名古屋などの都市部は物価が高いので、地方都市を基準に考える事になるでしょう。
地方で一人が生活していく事を考えると、
家賃:4万円
食費:3万円
雑費:3万円
くらいになるかと思います。
従って、BIは国民一人ひとりに毎月10万円を配る制度になります。
趣味等に使うお金や、貯蓄に回すお金は出てこないと思いますが、生きている間は毎月10万円が手に入るので、必要な貯金の額は少なくなります。
都内では家賃4万の部屋を探すのは難しいですが、地方に行けば4万円以内で1Kの築浅物件がたくさん出てきます。
結婚したり子供が生まれたら生活費は増えますが、
結婚したら、1所帯に20万円(10万円×2)が支給されますし、子供が生まれるとさらに10万円が支給されます。
3人家族で30万円の収入があれば十分生活できる金額です。
年金や生活保護は廃止される
当然のことながら、BIが始まると年金や生活保護は廃止されます。
そもそも年金や生活保護は収入のない人の生活を保障する制度なので、BIで生活が保障されるようになれば必要ありません。
年金より収入は増えますし、家族で考えると生活保護より厚い保障が得られる事になるので、反対する人は少ないでしょう。
他にも、最低給与の引き下げや廃止、雇用保険の廃止なども行われると予想されます。
つまり、今まで行ってきた様々な金銭補助は、BIに一本化されることになります。
BIはだれでも永遠に受け取ることが出来る。
BIを受け取る対象になる人ですが、日本国民であれば誰でも受け取ることが出来ます。
日本の国籍を持っている人であれば、皆が同じ金額を受け取ることができます。
(日本在住と言う条件が付くかもしれませんが)
子供から老人まで、年齢・性別を問わず受け取ることが出来ます。
また、無職の人から高い報酬を得ている人まで、収入に関係なく受け取ることが出来ます。
この部分が今までの保障と大きく異なることです。
生活保護では、収入や年齢により支給される金額が異なっていましたし、働けるのに仕事をしていない場合は支給されないこともありました。
BIでは、条件は非常に少なくなります。
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